無農薬栽培について

安全・安心に生のままの実を召し上がっていただくために、
農薬(有機JAS規格で、農薬カウントされるもの)については
使用しない方針です。
…とはいっても放っておくと虫が来て実を食べたりしますし、
木の枝が病気になったりします。
そこで、ウチの農園でやっている対策について説明します。
◆害虫対策
害虫に対しては、テデトール(手で取る)方式で対処しています。
特に6月末から7月中旬にかけてはコガネムシがいっぱいやってきて、
実を食べ、葉を食べ、卵がかえったら幼虫が根を食べて、
場合によっては木を枯らしてしまいますので、
見つけ次第掴まえてペットボトルに収監します。
ピーク時には毎日500mlのペットボトル半分近く
コガネムシを捕まえます(50匹くらい?)。
ミノムシや毛虫類は見つけ次第掴まえて潰します。
◆病気対策
木の病気に対しては、枝や葉の病気で軽いものは無視しています。
木が元気であれば特に被害というほどの影響はないので。
新芽に伝染らなければ大丈夫。
木が弱ってくるほどになると、残念ですが、枝を伐採し、
株ごと掘り起こして処分します。
基本、手でなんとかしているのですが、
それでは対処しきれないものについては、
化学農薬以外の薬剤を使用します。
(いずれも無農薬栽培・有機農法で使用が認められているものです)
◎石灰硫黄合剤
 石灰と硫黄を加熱して作られた薬剤で殺虫、殺菌効果があります。
 カイガラムシと各種病気類の予防に
 毎年落葉している時期に2回噴霧します。
◎BT剤
 天敵微生物を利用した生物農薬(殺虫剤)です。
 細菌のバチルス・チューリンゲンシスが産生する結晶タンパク、胞子に殺虫効果があります。
 葉を食べる虫などが大量に発生した時に噴霧します。
◎微生物殺虫剤
 コガネムシ幼虫の天敵線虫スタイナーネマ・グラセライを活性成分とする『微生物殺虫剤』です。
 発生状況をみて夏の終わり頃に土壌に灌注します。
 
◎納豆菌
 スーパーで売っている納豆をミキサーで溶いたものを
 噴霧して病原菌の繁殖を抑えこむ対策をとっています。
◎光合成菌など
 いろんな有用な細菌などを集めた微生物資材です。
 葉っぱにかけたり土壌に灌注したりします。
これらの方法で、化学合成物質の農薬を使用しないで栽培しています。
実を食べていただく人にとってももちろんですが、
園を管理する自分たちも農薬を曝露したくないのです…。
ただ、病気等が大量に発生して甚大な被害、
またはお客様に著しい不快感を与えることが予想される場合は
止むを得ず使用することがあるかもしれません。
もし使用した場合はサイト及び園内で掲示します。
…なんとかそうならないようにこれからも頑張ります。
なお、農薬取締法の上では「農薬」には、アブラムシを食べるテントウムシなどの生物も、害虫を駆除することから特定農薬として指定されています。ほかにも生物農薬や天然資材などの農薬があり、これら人体への影響がほとんどないと考えられるものについては、有機JASという有機栽培の規格を基準に園で使用するかどうか判断しています。
元気な木はほとんど虫も病気も気にならないです。
品種によってはやたらと虫が付くものとか
病気にかかりやすいとかあるんですよねー。
まずはちゃんと健康な木に育てることをしっかりやっていきたいです。