栽培中のブルーベリー品種リスト

当園でお客様に摘み取っていただいているブルーベリーは
ラビットアイ系という系統の品種です。
ブルーベリーには大まかな分類として
ハイブッシュ(ノーザンハイブッシュ)、サザンハイブッシュ、ラビットアイという3つの主な系統があります。
そのうちラビットアイは樹勢が強く、土壌の適用範囲も広く育てやすい系統です。
そして暖地向きです。
1本ではほとんど実がならず、結実には同じラビットアイ系統の他の品種が必要になります。
寒い地域で栽培されているハイブッシュ系と比べると、実の味は濃く甘みも強いです。
完熟するまでは酸味が強い品種が多いです。
収穫時期は当地では6月の末から9月の中旬くらいまでです。
当園ではこのラビットアイ系の優良品種を選んで栽培しています。
ウチの園での主な品種と収穫開始時期はだいたいこんな感じです。
終了時期はさらに収穫の具合などで同じ品種でもさらにまちまちです。
あくまで参考程度に見てください。
※ラビットアイ系として早いか遅いかで表記しています。
極早生(7月初旬から~)
クライマックス(~7月下旬まで)
ブライトウェル(~8月初旬まで)
プレミア(~8月初旬まで)
早生(7月上旬から~)
・フェスティバル(~8月上旬まで)
・ラヒ(~7月下旬まで)
中手(7月中旬から~)
・グロリア(~8月中旬まで)
・オクラッカニー(~8月下旬まで)
・ノビリス(~8月上旬まで)
バルドウィン(~9月上旬まで)
晩生(7月下旬~)
・パウダーブルー(~8月下旬まで)
・ヤドキン(~8月下旬まで)
・デライト(~9月上旬まで)
・マル(~9月上旬まで)
・ウィトゥ(~9月上旬まで)
極晩生(8月上旬~)
・オノ(~9月中旬まで)
他にも試験的に植えてる品種があるので、いろんな味を試してみてくださいね。
※同じ品種でも土地の気候や土壌、栽培方法によって味が変わります。
 実が熟成する時期もかなりまちまちです。ご自身で栽培される場合は、
 ウチの農園での評価とは、必ずしも同じにはならないと思ってた方がいいです。
農園に合う品種、その品種の良さを引き出す栽培・管理方法を、
いろいろ試行錯誤しながら、より美味しい実を目指しています。 
 

プレミア

20120712 プレミアの実.jpg
品種紹介、「プレミア」です。
ウチの園ではブライトウェルに次ぐ早生の主力品種です。
というかブライトウェルとすごく似ていて、ほとんど区別がつきません…。
ひょっっとして間違えてタグつけてるのがあるかもです(;^_^A
20120712 プレミアの実2.jpg
実は中粒、味はくせのない甘さで番人に好まれる美味しさです。
早採りしても酸っぱさをあまり感じないのが何よりいいですね。
裂果は多いですが、これは梅雨時の収穫なので仕方ないですね。
20120712 プレミアの木.jpg
樹勢は若木の時はそれほどでないですが、成木になると強健。
枝はちょっとだけ開帳気味です。
ウチの園では7月上旬に収穫が始まってだいたい7月末頃までが食べ頃です。

ワイルドブルーベリー(ビルベリー)として売られてる品種

品種紹介、今回はちょっと特別編。
「ワイルドブルーベリー(ビルベリー)」です。
20120710 ワイルドブルーベリーじゃないけど実.jpg
…が、実はコレ、本物じゃありません。
詳しくは日本ブルーベリー協会
「ワイルドブルーベリーの正体」というページをご覧ください。
http://japanblueberry.com/bilberry.jpg
※リンク切れ
20120710 ワイルドブルーベリーじゃないけど木.jpg
買った時から怪しい…と思ってたのですが、
今年初めて実をつけたので、こりゃ偽物だ!と確信が持てました。
ニセモノはTO-303という品種で、「本物」との違いは、
「枝が垂れ下がる」「実が細長い」だそうです。
で、ウチの木はどっちもバッチリ当てはまってるんですよね…。
ホームセンターとかで手に入るのはこのニセモノだと思って間違いないみたいです。
残念!

フェスティバル

20120707 フェスティバルの実.jpg
品種紹介、「フェスティバル」です。
完熟すると甘さNo.1か?というくらい甘いです。
完熟すると軸の実の付け根がぷくっと盛り上がってくるのでそれが目印。
20120707 フェスティバルの株.jpg
樹勢は強健。シュートが勢い良く伸びます。
中粒で実の数も普通程度。
収穫時期がちょうど梅雨のせいもあって、裂果は多いです。
ウチの園では7月上旬に収穫が始まります。

クライマックス


品種紹介、「クライマックス」です。
濃い青ですごく綺麗な実です。
安定した甘さでとても美味しいです。
これがウチで一番美味しいかも?と思うことも。
20120701 width=
でも樹勢は弱め。枝に病気くるし、
収穫時期がちょうど梅雨の真っ最中なこともあって裂果がすごく多いです。
ちょっと難儀な木なのですが、
ウチの園では最早の品種なので手放せません f^_^;
 

ラヒ

20120704 実の様子.jpg
品種紹介、「ラヒ」です。
ラビットアイ系ではかなり大粒。
早摘みはすっぱいですが完熟させると糖度最高レベルです。
青くなってから1週間後くらいが食べごろになるので、
見極めが必要です。
そのくらい置いておくと大抵この時期の大雨や風で
ブルーム(果皮を守る白っぽい粉)が落ちて
黒っぽい実の色になります。
20120704 ラヒ全体.jpg
樹勢は強健。
でもあんまり実をつけないです。
花芽の剪定をほとんどしなくても大丈夫な品種。
実の軸も長いので完熟まで実が大きくなっても混みあうことがありません。
20120704 ラヒの実.jpg
ウチの園では最早の部類です。
 

バルドウィン

20110720バルドウィン.jpg
熟すにしたがってだんだんまさに「ラビットアイ」(兎の眼)状の赤い実になり、
熟すとキレイな青い粒になります。大きさも揃って美しいです。
完熟かどうかの見極めはちょっと難しめ。
完熟すると甘さと酸味のバランスが美味しいです。
7月下旬から9月の上旬まで、収穫期が長く少しづつ熟れていきます。
最も遅くまで収穫できるブルーベリー品種のひとつ。
大粒で豊産性。樹勢は中くらい。
枝はかなり垂れます。